経理代行とは?料金相場やメリット・選び方を解説

経理代行は、記帳や請求書処理、経費精算、給与計算の補助など、日常的な経理業務を外部へ委託するサービスです。
業務負担の軽減やコストの見直しが期待できる一方、税務・社会保険手続きの資格制限、情報管理、委託範囲の調整には注意が必要です。

本記事では、依頼できる業務、料金の考え方、依頼先、メリット・デメリット、サービスの選び方、導入手順まで分かりやすく解説します。
自社に合う活用方法を考える際の参考にしてください。

このページの監修者
松下 省治
株式会社アイエーピー 代表取締役
専門は、国際税務、国際会計、国際組織再編。経歴はサン・マイクロシステムズ(株)およびSunMicrosystem Inc. 日本及び米国で勤務を行い、国際税務及び米国基準での会計に携わる。デル(株)経理財務部長として日本4社の経理部門の統括を行う。シトリックス・システムズ・ジャパン(株)日本および韓国法人の管理部門統括本部長。

経理代行に依頼できる主な業務内容

経理代行では、記帳、請求書処理、入出金管理、経費精算など、日常的な経理実務を依頼できます。
ただし、税務申告や社会保険手続きは資格による制限があるため注意が必要です。

ここでは、代表的な業務内容と、依頼前に確認したい対応範囲を解説します。

日々の記帳・仕訳入力

日々の記帳・仕訳入力では、領収書、請求書、通帳明細、クレジットカード明細などを確認し、取引内容を会計ソフトへ反映します。
また、外部へ委託すると、入力作業の負担を減らし、月次の数字を整理しやすくなるでしょう。

ただし、勘定科目の判断や資料不足への対応方法は事業者によって異なります。
証憑の提出期限、使用する会計ソフト、確認が必要な取引の連絡方法を決め、入力結果を自社でも定期的に確認することが重要です。

給与計算・社会保険手続き

給与計算では、勤怠データをもとに基本給、残業代、控除額、差引支給額などを算出します。
なお、計算作業の委託は可能ですが、外部事業者が報酬を得て社会保険・労働保険の申請書作成や提出代行を行う業務は、原則として社会保険労務士または社会保険労務士法人が担当します。

そのため、経理代行会社へ依頼する際は、給与計算のみか、資格者が手続きを担当するのかを確認しましょう。
勤怠締め日、承認者、法改正時の対応、個人情報の管理方法も契約前に整理する必要があります。

年末調整

年末調整は、会社が従業員の給与から源泉徴収した所得税と、年間の所得税額との差額を精算する手続きです。
経理代行会社には、年末調整書類の回収、内容の転記、データ入力などの事務補助を依頼できる場合があります。

一方、外部事業者が自己の判断で源泉徴収票や法定調書などの税務書類を作成したり、個別の税務判断を行ったりする業務は税理士法上の制限を受けます。
そのため、依頼する際は、従業員への案内、書類不備の確認、計算、法定調書関連業務のうち、誰がどこまで担当するかを明確にしましょう。

決算書作成・税務申告

決算では、期末の残高確認や決算整理仕訳を行い、貸借対照表や損益計算書などを作成します。
経理代行会社は、資料整理や試算表作成まで支援できる場合がありますが、税務申告書の作成、税務相談、税務署への代理提出は税理士業務です。

そのため、税理士資格のない事業者へ税務申告を任せることはできません。
また、決算支援を依頼する際は、日常経理を担当する会社と税理士の連携方法、追加料金、提出期限を事前に確認しましょう。

売掛金・買掛金管理

売掛金管理では、請求書の発行、入金確認、未入金一覧の作成などを行います。
買掛金管理では、仕入先からの請求内容を確認し、支払予定や未払残高を整理します。
これらを委託すると、入金漏れや支払期限の見落としを防ぎやすくなるでしょう。

ただし、取引先への督促や支払承認まで任せるかは慎重な判断が必要です。
したがって、請求・入金・承認の権限を分け、異常取引や差額が生じた際の報告手順を定めておきましょう。

経費精算・振込業務

経費精算では、申請内容や領収書を確認し、社内規程に沿って承認用データや仕訳を作成するのが基本です。
振込業務では、支払予定表や銀行アップロード用データの作成を委託できる場合があります。

ただし、実際の送金承認まで外部へ委ねると、不正送金や誤振込のリスクが高まります。
入力者と承認者を分け、振込上限、二要素認証、最終承認者を明確にしましょう。
委託範囲を限定し、自社で統制を維持することが重要です。

経理代行サービスの料金相場【業務別】

経理代行の料金は、仕訳数、従業員数、業務範囲、資料の整理状況などによって変わるものです。
公開料金だけでは総額を判断しにくく、税務や労務の専門業務は別契約になる場合もあります。

ここでは、業務別の費用の考え方と、見積もりを比較する際の確認項目を解説します。

記帳代行の費用相場

記帳代行の料金は、月間の仕訳数、証憑の状態、使用する会計ソフトなどで変わります。
公開料金では月額数万円程度から示される例がありますが、資料整理や部門別集計、消費税区分の確認などが加わると費用は上がります。

なお、公開されている金額は条件付きの例であり、業界共通の公的な相場ではありません。
そのため、見積もりでは基本料金に含まれる仕訳数、超過単価、資料の提出方法、修正対応の費用を確認しましょう。

給与計算・年末調整の費用相場

給与計算は、基本料金に従業員1人当たりの単価を加える料金体系が多く、勤怠集計や賞与計算、住民税更新などの有無で金額が変わります。
さらに、年末調整も従業員数や書類回収方法、不備確認の範囲によって費用が異なるため、一律の相場は示しにくいでしょう。

また、社会保険手続きや税務判断を含む場合は、資格者への別料金が必要になることもあります。
対象人数、年間業務、追加費用を示した見積もりを複数社で比較しましょう。

決算・税務申告の費用相場

決算・税務申告の費用は、法人か個人事業主か、売上規模、仕訳数、消費税申告の有無、帳簿の整理状況などで変わります。
決算書作成支援と税務申告は担当者の資格や契約内容が異なるため、金額を分けて確認する必要があります。

また、Web上の料金例は参考になりますが、公的な統一相場ではありません。
そのため、見積もりでは申告書作成、決算整理、税務相談、電子申告、修正対応のどこまで含むかを確認し、税理士が担当する範囲も明確にしましょう。

料金を左右する4つの要素(仕訳数・従業員数・業務範囲・対応形式)

経理代行の料金を左右する主な要素は、仕訳数、従業員数、依頼する業務範囲、資料の受け渡し方法です。
仕訳や従業員が多いほど作業量が増え、給与計算、請求管理、月次報告まで任せると費用も上がります。

また、紙資料の整理や訪問対応が必要な場合は、オンライン完結型より高くなることがあります。
なお、見積もりを比べる際は、件数の数え方、追加料金の条件、最低契約期間、初期設定費をそろえて確認することが大切です。

経理代行を依頼できる主な依頼先

経理代行の依頼先には、税理士事務所、専門会社、フリーランスなどがあります。
税務対応の可否、業務範囲、料金、セキュリティ体制は依頼先ごとに異なるものです。

ここでは、それぞれの特徴と注意点を整理し、自社の課題や予算に合う依頼先を選ぶための判断材料を解説します。

税理士事務所・会計事務所

税理士事務所や税理士法人へ依頼すると、記帳支援に加えて、税務相談、税務申告、税務調査対応まで一体的に任せられる場合があります。
税理士には法律上の守秘義務があり、税務に関する専門性を重視する企業に適した依頼先です。

一方、給与計算や請求書処理など、日常業務への対応範囲は事務所ごとに異なります。
くわえて料金も顧問契約、記帳料、決算料などに分かれることがあるため、日常経理と税務の担当範囲を確認しましょう。

経理代行専門会社

経理代行専門会社は、記帳、請求書処理、経費精算、入出金管理などの実務に特化しています。
たとえば、チーム制や標準化された業務フローを採用する会社もあり、担当者の退職や繁忙期に対応しやすい点が特徴です。

ただし、税務相談や税務申告、社会保険手続きは資格者でなければ対応できません。
委託先を選ぶ際は、対応業務、担当体制、再委託の有無、情報管理、税理士・社会保険労務士との連携方法を確認しましょう。

フリーランス・個人への依頼

フリーランスや個人への依頼は、業務内容や稼働時間を相談しやすく、小規模な記帳や請求処理を任せたい場合に向いています。
一方、担当者が1人の場合は、病気や繁忙による業務停止、品質のばらつき、バックアップ体制の不足に注意が必要です。

また、税理士資格がなければ税務業務は依頼できません。
契約前に実務経験、使用ソフト、納期、秘密保持、事故時の責任を確認し、業務範囲と報酬を文書で明確にしましょう。

経理代行を導入する5つのメリット

経理代行を活用すると、固定人件費の抑制、本業への集中、業務の標準化などが期待できます。
ただし、効果は委託範囲や社内体制によって異なり、すべての課題を自動的に解決するものではありません。

ここでは、導入時に期待できる5つのメリットと、効果を得るための条件を解説します。

経理コストを削減できる場合がある

経理代行は、必要な業務だけを委託できるため、専任担当者を採用する場合と比べて固定費を抑えられることがあります。
また、採用費、教育費、引き継ぎ費用を減らし、繁忙期だけ業務を追加できる点もメリットです。

ただし、仕訳数や確認作業が多い会社では、委託料が想定以上になる場合もあります。
人件費だけで判断せず、社内担当者の管理時間、システム費、追加料金を含めた総コストを比較し、自社にとって削減効果があるか確認しましょう。

コア業務にリソースを集中できる

記帳、請求書処理、経費精算などの定型業務を外部へ任せると、経営者や社員が営業、商品開発、顧客対応などのコア業務へ時間を配分しやすくなります。
特に、少人数の企業では経理と本業を兼務する負担の軽減が期待できるでしょう。

ただし、資料提出や承認、問い合わせ対応など、自社に残る作業もあります。
委託前に業務量を測り、外部化によって生まれた時間をどの業務へ振り向けるかを決めておくことが重要です。

ミスや不正のリスクを抑えやすい

経理代行の導入により、業務手順の標準化や複数人での確認が進めば、入力ミスや処理漏れを減らせるでしょう。
また、支払データの作成と承認を分けることで、内部牽制を強化できます。

ただし、委託すれば不正を完全に防げるわけではなく、外部担当者による誤処理や不正のリスクも残ります。
アクセス権限、承認フロー、作業履歴、定期的な照合を整え、委託先と自社の双方でチェックする体制を構築しましょう。

専門家の知識・ノウハウを活用できる

経理代行会社には、会計ソフトの運用や業務改善に詳しい担当者が在籍し、効率的な処理方法や標準的な業務フローを提案できる場合があります。
ただし、すべての担当者が税理士や社会保険労務士などの資格者とは限りません。

そのため、税務相談、申告書作成、社会保険手続きが必要な場合は、資格者が担当するかを確認しましょう。
自社の業種や使用システムに関する実績も確認し、必要な専門性を備えた依頼先を選ぶことが重要です。

法改正や制度変更へ対応しやすくなる場合がある

経理代行会社が法改正や制度変更を継続的に確認していれば、会計処理や帳票、システム設定の変更へ対応しやすくなります。
ただし、税制変更に関する判断や助言は税理士業務に該当する場合があり、一般の経理代行会社だけで完結できるとは限りません。

したがって、契約時に法改正情報の提供範囲、システム更新、社内規程の変更支援、資格者との連携方法を確認しましょう。
最終的な対応責任を自社でも把握する姿勢が欠かせません。

経理代行を導入するデメリットと注意点

経理代行には業務負担を減らせる利点がある一方、ノウハウの空洞化、情報漏洩、連絡負担などの課題があります。
委託先へ任せきりにすると、数字や業務状況を把握しにくくなる可能性もあるでしょう。

ここでは、導入前に確認したい3つの注意点と、リスクを抑える方法を解説します。

社内に経理ノウハウが蓄積されにくい

日常の経理処理を外部へ任せると、社内担当者が仕訳や月次締めを経験する機会が減り、ノウハウが蓄積されにくくなる場合があります。
たとえば、委託先を変更したり内製化へ戻したりする際に、業務内容を把握できないと移行が難しくなるでしょう。

具体的な対策として、業務手順書、勘定科目の判断基準、月次報告を共有し、自社にも確認担当者を置きます。
定期的な説明会や引き継ぎを契約に含め、委託中も最低限の管理能力を維持することが重要です。

機密情報が漏洩するリスク

経理代行では、取引先、口座、給与、個人番号などの重要情報を外部へ渡すため、情報漏洩や不正アクセスのリスクがあります。
そのため、委託先を選ぶ際は、通信や保存時の暗号化、アクセス権限、端末管理、再委託先の管理、事故時の報告体制を確認しましょう。

また、秘密保持契約を結ぶだけでなく、共有するデータを必要最小限に絞ることも大切です。
定期的に権限を見直し、退職者や契約終了者のアクセスを速やかに停止できる運用を整えましょう。

外部委託によるコミュニケーションコスト

外部委託では、資料の提出、処理内容の確認、不明点への回答など、委託先とのやり取りが発生します。
連絡方法や締め日が曖昧だと、確認が往復し、社内処理より時間がかかる場合もあるでしょう。
そのため、導入前に担当窓口、使用ツール、回答期限、緊急連絡先を決め、問い合わせを一元化することが重要です。

また、定例会議や月次報告の形式を定めれば、問題を早期に共有できます。
委託後も運用を見直し、不要な連絡や重複作業を減らしましょう。

失敗しない経理代行サービスの選び方

経理代行サービスは、対応範囲、料金、セキュリティ、サポート体制がそれぞれ異なります。
価格だけで選ぶと、必要な業務が対象外だったり、追加費用が発生したりするかもしれません。

ここでは、自社に合うサービスを選ぶために確認したい5つのポイントを解説します。

自社の課題に合った業務範囲か

経理代行を選ぶ前に、現在の業務を洗い出し、負担が大きい作業や外部へ任せたい範囲を明確にします。
記帳だけでよいのか、請求書処理、給与計算、月次報告まで必要かによって、適したサービスは異なります。

また、税務や社会保険手続きには資格上の制限があるため、対応可否を確認しなければなりません。
自社に残す承認業務や判断業務も整理し、提案書や契約書に具体的な担当範囲が記載されているかを確認しましょう。

料金体系が明確でわかりやすいか

経理代行の料金には、月額固定、仕訳数や従業員数に応じた従量課金、業務別料金などがあります。
基本料金が安くても、初期設定、資料整理、修正、特急対応、契約終了時のデータ返却に追加費用がかかることが想定されます。

したがって、見積もりでは含まれる件数や作業、超過時の単価、最低契約期間を確認しましょう。
くわえて、複数社を比較する際は、同じ業務条件で見積もりを依頼し、月額だけでなく年間総額と解約条件まで見ることが大切です。

セキュリティ体制が整っているか

経理代行では、財務情報や個人情報を扱うため、委託先のセキュリティ体制を確認する必要があります。
特にアクセス権限、データ暗号化、バックアップ、端末管理、従業員教育、事故時の対応手順を具体的に聞きましょう。

なお、プライバシーマークやISMS認証は判断材料になりますが、取得していれば事故が起きないとは限りません。
自社の情報管理基準と照らし合わせ、再委託先や海外サーバーの利用、契約終了後のデータ削除方法まで確認することが重要です。

サポート・相談対応が手厚いか

経理代行を安定して利用するには、問い合わせ方法、回答時間、担当者の体制を確認することが重要です。
そのため、電話、メール、チャットなど利用できる窓口だけでなく、緊急時の連絡先や対応時間も確認しましょう。

また、担当者が固定されるサービスは業務理解が進みやすい一方、不在時の代替体制も必要です。
導入前の相談で、質問への回答が具体的か、資格が必要な相談を適切な専門家へつなげられるかを確認すると、契約後のミスマッチを減らせます。

導入実績や口コミの評判はどうか

導入実績や利用者の口コミは、サービスを比較する際の参考になります。
ただし、件数が多いことや評価が高いことだけで、自社に合うとは限りません。
したがって、自社と近い業種、規模、使用ソフトでの実績があるかを確認し、可能であれば具体的な支援内容や導入後の変化を聞きましょう。

口コミは投稿時期や情報源を確認し、公式サイトの事例だけでなく複数の情報を比較します。
最終的には、提案内容、契約条件、担当者との相性を含めて判断することが大切です。

経理代行の導入から利用開始までの流れ

経理代行の導入は、問い合わせ、要件整理、見積もり、契約、初期設定、業務開始の順に進むことが一般的です。
各段階で業務範囲や責任を曖昧にすると、開始後の手戻りにつながるでしょう。

ここでは、選定から運用開始までの6つの工程と確認事項を解説します。

1.問い合わせ・業者選定

最初に、自社が抱える課題と依頼したい業務を整理し、複数の経理代行会社へ問い合わせます。
特に記帳、請求書処理、給与計算など、必要な範囲を具体的に伝えると比較しやすくなります。
候補を選ぶ際は、料金だけでなく、同業種での実績、使用ソフト、担当体制、セキュリティを確認しましょう。

また、税務や社会保険手続きが必要な場合は、資格者が対応するかも重要です。
問い合わせへの回答内容や説明の分かりやすさも判断材料になります。

2.ヒアリング・要件整理

ヒアリングでは、現在の業務フロー、月間の仕訳数、従業員数、締め日、使用システム、資料の保管方法などを共有します。
そのうえで、外部へ任せる業務と自社に残す承認・判断業務を分けましょう。

なお、要件が曖昧なままでは、追加料金や対応漏れが生じる可能性があります。
処理期限、成果物、報告頻度、問い合わせ方法、緊急時の対応まで整理し、双方の認識を文書で合わせることが重要です。

3.提案・見積もりの確認

提案書と見積書を受け取ったら、依頼した業務がすべて含まれているかを確認します。
基本料金だけでなく、初期設定、仕訳超過、資料整理、修正、特急対応、システム利用などの追加費用も確認しましょう。

また、処理期限、担当人数、報告形式、税理士や社会保険労務士との連携範囲も重要です。
さらに、複数社を比べる際は、同じ条件で年間総額を算出すると比較しやすくなります。

4.契約締結

契約書では、業務範囲、料金、支払条件、契約期間、解約方法、秘密保持、損害発生時の責任を確認します。
また、資料の保管期間、再委託の可否、データの所有権、契約終了後の返却・削除方法も重要です。

なお、税務や社会保険手続きを含む場合は、資格者との契約関係を明確にしましょう。
口頭説明だけに頼らず、合意内容を契約書や仕様書へ反映することが大切です。
自社の承認権限や振込権限をどこまで残すかも契約前に決めておきます。

5.初期設定・書類引き渡し

契約後は、会計ソフトの権限設定、勘定科目や部門の確認、資料提出ルール、連絡手段などを整えます。
通帳明細、請求書、領収書、給与データ、過去の試算表など、必要資料を一覧化して引き渡しましょう。
データ共有では、暗号化されたクラウドや指定ツールを使い、メール添付へ依存し過ぎないことが重要です。

また、原本を渡す場合は受け渡し記録を残します。
テスト処理を行い、仕訳方針や報告形式に認識のずれがないか確認しましょう。

6.業務スタート

業務開始後は、最初の数回を試行期間として、資料提出から処理結果の確認までの流れを検証します。
仕訳や請求処理に誤りがないか、締め日に間に合うか、問い合わせが過度に発生していないかを確認しましょう。

また、月次報告の内容や修正依頼の方法も整える必要があります。
もし問題が見つかった場合は、担当者だけで抱えず、定例会議で原因と改善策を共有します。
開始後も権限や業務範囲を見直し、安定した運用へ段階的に移行しましょう。

まとめ:経理代行の料金や選び方を押さえよう

経理代行は、記帳や請求書処理、経費精算などの定型業務を外部へ任せ、社内の負担を軽減する手段です。
ただし、税務申告や社会保険手続きには資格上の制限があり、依頼範囲や責任分担を明確にする必要があります。
料金は仕訳数、従業員数、業務範囲、資料の提出方法などで変わるため、複数社へ同じ条件で見積もりを依頼しましょう。

また、セキュリティ体制、サポート内容、資格者との連携、追加費用も確認が必要です。
導入後も自社の承認体制を残し、定期的に業務内容を見直すことで、経理代行を効果的に活用できます。
自社の課題と予算を整理し、信頼できる依頼先を選びましょう。

経理代行を検討していても、「どこまで任せられるのか」「自社に合うのか」と迷うことがあります。
株式会社アイエーピーは、記帳や経費精算、月次決算など、企業の状況に合わせて経理業務を支援します。
経理業務の負担や人手不足にお悩みの方は、まずご相談ください。

□WEB:公式サイト「お問い合わせフォーム」より
□電話:03-4361-2690(平日10:00~18:00)

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